IR情報

メッセージ

一丸となって、次への一歩を。

外部環境の変化に耐え、自分たちにできることを磨く。

 過去最高の売上高を達成した前年度から、狀況は大きく一転し、2020年度の上半期における世界経済は、新型コロナウイルス感染癥の拡大とその予防対策による経済活動の制限により、非常に厳しい経済環境となりました。
 自動車(EV?HEV)用コンデンサは、第2四半期に入って予測を上回る回復を見せたものの、中國をはじめとする産業機器用コンデンサの需要の落ち込みは厳しく、家電用の生産調整や電力関連の工事延伸などの影響も受け、売上高は前年同期比13.4%減少の9,883百萬円となりました。
 しかし一方で、従業員が一丸となってこの難局に立ち向かい、原価低減や販売費ならびに一般管理費の改善が大きく進みました。その結果、営業利益につきましては、△200百萬円という業績予想を上方修正し、営業利益91百萬円として黒字で著地させることができました。
 たとえば、EV?HEV用のコンデンサでは第1四半期である4,5,6月は生産に大きくブレーキがかかり、第2四半期からは需要が急速に持ち直してアクセルを踏み込むかたちになりました。こうした生産計畫の大幅な増減を受けても、現場にいる一人ひとりが機敏に対応し、かつ、気を弛めることなく不要不急の投資?購買に対して抑制をかけたことで、非常に厳しい経済環境に見舞われながらも、黒字化を果たすことができました。従業員一人ひとりの努力に、この場を借りて感謝の意を伝えさせてください。
 また、変わらぬご支援を賜る株主の皆さまに、厚く御禮を申し上げます。

苦境の時こそ、事実と本質を見つめ、挑戦を重ねていく。
プロジェクトチームの活動が奏功。
ものづくりの本質を見つめ、品質と生産性を向上。

 シヅキでは、前期より「開製販の一體化」を進めるとともに、生産?製造技術を中心とした「プロジェクトチーム」を発足しました。それぞれの事業分野ごとに開製販が一體となったチームがあり、さらに生産?製造技術チームがそれらを橫串でサポートすることで、各チームにおける「品質?生産性の向上」と「原価低減」を強力に後押ししていこうというチャレンジです。
 こうした新しいチーム體制が、第2四半期以降から大きく功を奏してきています。その顕著な例が、歩留まりの向上です。どうしても工程內で出てしまう不良やロスをどこまで下げられるのか。ここに対して、プロジェクトチームのメンバーたちがものづくりの原理原則を摑んだうえで、しっかりと不良の再発を抑え込んでいきました。こうした取り組みが現場に根づくことで品質と生産性が安定し、歩留まりが著実に改善されてきました。
 また、製造技術を磨き、日ごろから生産性の向上に努めることで、新型コロナウイルスによる経済活動の変化を受けて生産量が低下する局面でも、生産性は落とすことなく、生産計畫の急激な変化に対してキャッチアップすることができました。

新入社員が論文コンクールに入賞。
そこに息づく、品質への想い。

 この春迎えた新入社員の教育においても、例年とは大きく狀況が異なる中、人事擔當者が工夫をこらしながら新たな取り組みにチャレンジしてくれました。そのひとつが、日刊工業新聞社主催の「フレッシャーズ産業論文コンクール」への挑戦です?!挨ⅳ工紊鐣?、あすの企業、あすの私を考える”という予め定められた主テーマに対して、新入社員の一人が“品質と信頼性は比例関係”という副題を添えて論文を提出し、入賞を果たすことができました。
 この論文には、「品質」への徹底した姿勢が、お客さまや社會の幸福、そして自分自身の幸福につながっていくという考察が書かれており、工場研修での経験や、シヅキの長期経営ビジョンである『挑戦する社風へと変革し、品質第一のモノづくりと、未來を見據えた新技術?新商品の開発、グローバルな事業展開の推進により、社員の夢を実現し社會に貢獻する企業グループになる』という考え方が、しっかりと息づいています。
 研修先で出會った従業員や、日ごろの業務を通して“品質第一のモノづくり”や“社會貢獻”の精神、そして“挑戦する”気持ちが新しい従業員の胸に根づき、それがこのようなかたちで世に出ることを、とてもうれしく思います。

苦境の時こそ、事実を直視する。

 新型コロナウイルスによる世界経済への影響については、依然として予斷を許さない狀況が続いています。私は、今日に至るまでにさまざまな事業の成否を見てきた経験から、ピンチの時こそ「事実を直視する」ということを心がけています。常に、最悪の事態を想定し、そこに対して備えながら、やみくもに守りに入るのではなく、取るべきリスクの判斷も行うこと。物事を楽観したり過度に悲観したりすることなく「事実を直視する」という姿勢を肝に銘じて、経営判斷にあたっています。
 つづく第3四半期?第4四半期におきましても8月に発表した「2021年3月期の業績予想および配當予想」の計畫を堅守できるよう、全社一丸となって挑戦を重ねていく所存です。株主の皆さまにおかれましても、ご支援とご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

2020年12月
代表執行役社長
足 達 信 章

 

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